オペラ歌手の楠野麻衣です。
思い返すとWebサイトのブログで近況報告したのが3月。
更新していない間に随分といろんなことがありました。
思い出せる範囲で軽く書き残しておこうかと思います。
3月のその後
新型コロナウイルスの影響も収まらぬままに、藤原歌劇団のオペラ公演「ジャンニ・スキッキ」の稽古が始まり、3月の前半は“音楽稽古”と呼ばれる、演技はつけずに音楽だけの稽古が進んでいました。
そして公演に向けての初めてのPCR検査。
検査場に行くと、唾液を出すための手助けとしてレモンと梅干しの写真が貼ってありました。陰性の知らせをもらった時のホッとする感じはなんだか独特なものがありますね。
3月後半からは演出家の岩田さんの下、白熱した“立ち稽古”が繰り広げられました。
4月上旬
4月に入るとオペラに向けての稽古も佳境に入る中、昨年から非常勤講師として勤めている専門学校の前期の授業が始まりました。
今期は1年生と2年生の歌の授業を担当しています。
昨年は春先からコロナの影響で授業がオンデマンド配信となっていたため、初回の授業で生徒さんと顔を合わせてお話できるのは今年が初めての経験。
保育関係の専門学校の授業なので、これまでの音楽への関わり方も人それぞれで、ピアノが弾ける人もいますが、楽譜の読み方がわからない学生さんもたくさん。
私自身は4歳くらいにヤマハ音楽教室に通って楽譜の読み方を教えてもらいましたが、遠い昔過ぎて、どんなふうに習ったのか記憶にございません…。
自分としては当たり前になっていることでも、人に分かりやすく(なるべく楽しく!)伝えるにはどうすればよいかと頭を悩ませる日々です。
いよいよ本番…
4月半ばに入ると藤原歌劇団「ジャンニ・スキッキ」も小屋入り(上演する劇場での稽古)です。
ちょうどその頃は新型コロナも増えたと騒がれていて、私たちの本番4月24日の翌日、25日からは東京のイベントは無観客の要請が出されました。
私たちが上演した会場は神奈川県川崎市にあったため、あまり影響を受けることなく、難を逃れたような部分がありましたが、周りの方々のステージがどんどん中止・延期となるのを横目で見つつ非常に複雑な想いでした。
…と、お話が長くなるので、ここで一度区切りますね。
続きは次回。
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ソプラノ 楠野麻衣