ベルカント・オペラフェスティヴァル・イン・ジャパン
メルカダンテ作曲の「フランチェスカ・ダ・リミニ」の稽古が始まりました。
おそらく「ベルカントオペラフェスティヴァルインジャパン??なにそれ??」
という方が多いと思います。
公演まで1ヶ月も無いのですが、公演に関わる物として、このオペラフェスティヴァルと作品について少しずつ皆さまにご紹介して行ければ良いなと思います。
「フランチェスカ・ダ・リミニ」と聞いてオペラファンが思い浮かべるのはザンドナイ作曲の作品ではないでしょうか。
今回は違います!
メルカダンテ作曲の作品です。
日本初演です!
「メルカダンテって誰それ???」という方も少なくないはず。(正直私は知りませんでした。)
生きた年代で言うとこんな感じです。
(自分の勉強用ノートに走り書きした物なので汚くてごめんなさい…ちゃんと書けばもう少しきれいな字…なはずです。笑)
ご覧頂けば分かるように、ロッシーニとほぼ同じ。
ロッシーニがオペラの作曲から早くに手を引いたこともあり、当時は非常に人気のあるオペラ作曲家さんだそうです。
こうして比較してみるとロッシーニもメルカダンテも長生きですね。
ヴェルディには負けるけど。
ベッリーニがもう少し長生きしてくれたら、もっとキレイな作品がいっぱい生まれただろうになぁ。
今回の作品を聴いていると、
「お!ロッシーニっぽい!」
「ここはドニゼッティ?」
「あれ?ベッリーニ出て来たな」
という感じで、
「よく聴くベルカントオペラのミックス?!」
「いやでもこの和声進行は何か独特?!」
と。
やっているとなんだか面白いです。
ざっくり言うと、音楽はとってもきれいです。
(ざっくりしすぎか…。)
今夜の稽古からは、イタリアから来日したカルメン・サントーロ先生の音楽稽古が始まります。
本番は3月27日(水)14:00。
指揮、演出、主役はみんなイタリア人。
日本初演ですよ!!
藤原歌劇団ソプラノ 楠野麻衣