イタリア人キャスト来日
今週月曜日から始まった「フランチェスカ・ダ・リミニ」の音楽稽古ですが、昨日の稽古から来日したばかりのイタリア人キャストさんが加わりました。
ご一緒したのはフランチェスカの愛する人、パオロ役でメゾ・ソプラノのアンナ・ペンジーニさんと
フランチェスカの夫、かつパオロの兄のランチョット役、テノールのアレッサンドロ・ルチアーノさん。
指揮は音楽アドバイザーのカルメン・サントーロ先生。
残るキャストはフランチェスカ役のレオノール・ポニッジャさんのみ。
楽しい稽古中のやり取り…
昨夜の稽古では、オープニングからフランチェスカの部分を飛ばしつつ順番に。
皆さんのイタリア語のやり取りが早すぎて全然追いつけませんが
カルメン「フレーズの終わり方がロマンチックすぎるわ!」
アレッサンドロ「ああ、ごめんよ、テノールだからロマンチックなんだ!」
カルメン「そうね、でもこの時代のテノールの役は意地悪なのよ。笑」
というようなやり取りを楽しみつつ。笑
アンナが「Vadasi…(バーダズィ)」と歌って、“s”の発音の濁りを指摘されて
「ナポリ語すぎたかしら?」なんて言ってる場面も。笑
母音に挟まれたSの発音が濁るか濁らないかも地域の方言によって違ったりするので、イタリア人同士でも発音のとらえ方に違いがあるのですね。
ネットで調べたプロフィールによると、彼女はシチリア生まれのようです。
南も南!左下の島です。
こんな感じで、始まった稽古ですが
本番まであと19日!
日本にいながらイタリアの空気が味わえて、とても楽しくドキドキしつつ。
お時間許す方は是非、イタリアを感じにいらして下さい。
楠野は主役、フランチェスカの友人のイザウラ役で出演致します。
今夜の稽古は一幕フィナーレで一緒に歌えるはず!
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藤原歌劇団ソプラノ 楠野麻衣