ついに本番まであと一週間を切りました。
今月は寝ても覚めても頭の中が「フランチェスカ・ダ・リミニ」!!
という状態ですが、もう上演終了まで後がないので、夜の稽古がお休みになった日に行ってきました。
映画「私は、マリアカラス」。
私が生まれた時には、既にこの世を去っていた歌姫、マリア・カラス。
彼女の歌は残された録音、録画でしか知りませんが、昔から彼女に憧れがあり。
大学時代には図書館で彼女関連の本を開いて、心に残る言葉をノートに書き写したりしていたものでした。
映画で言うと、「永遠のマリア・カラス」も何とも言えぬ切なさがありましたが、今回の映画作品は、過度な脚色をすること無く、彼女のインタビューと残された手紙で粛々と彼女の人生が語られてゆく構成。
より真実に近い彼女の姿が見られた気がして、私にとってはグッとくる作品でした。
歌って生きていく人生とは、何と美しくも難しく、苦しいものですね。
“私の自叙伝は歌の中に綴られているの
歌は私の唯一の言語だから”
byマリア・カラス
映画の中で、どんな作品が好きかと聞かれたカラスが、このようなことを言っておりました。
“ロッシーニ、ドニゼッティ、ベッリーニ、
特にベッリーニ。
要するにベルカントが好きです。”と。
(言葉はちょっと違うかも)
カラスも愛したベルカントオペラの一作品。
来週の水曜日が本番。日本初演です。
楠野はイザウラ役で出演致します。
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藤原歌劇団 ソプラノ 楠野麻衣