歌えるのに知らない歌詞「こいのぼり」の”まごい”と”ひごい”とは?

オペラ歌手の楠野麻衣です。

私は現在保育園や幼稚園の先生を目指す方々の専門学校で音楽科の講師をしており、本日の授業は“こどもの日”を前にして、「こいのぼり」の歌を歌って解説しました。

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屋根より高い 鯉のぼり
大きい まごい はお父さん
小さい ひごい は子どもたち
おもしろそうに泳いでる
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多くの方が歌える歌ですが、「まごい」と「ひごい」ってどういう意味でしょうか?

 

…と問いかけると、答えられる学生さんはゼロでした。

 

🌟まごい(真鯉)=黒い鯉

🌟ひごい(緋鯉)=赤い鯉

 

を表すそうです。

 

私自身、てっきり赤い鯉がお母さんと思っておりましたが、歌が出来た当時は赤が子どもを表していたのですね。

 

色とりどりの鯉のぼりを何匹も飾るようになったのは戦後のお話のようです。

 

そんな“こいのぼり”の文化も時代と共に変わりつつあり、現在ではお庭に大きなこいのぼりを何匹も飾るおうちはずいぶんと減ってきましたね。

 

あと数十年後、「こいのぼり」の歌はどのように継承されていくのでしょう。

 

ちなみに魚繋がりで言うと、今年の新入生の3割くらいは「めだかの学校」を知りませんでしたよ😲‼️

 

文化や習慣、時代が変わっても、残していきたい日本の歌、童謡唱歌はたくさんありますね。

そんな童謡唱歌をまとめたコンサートもいつか開きたいなと思っております。

 

 

 

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ソプラノ 楠野麻衣